「あんたジジイが好きなの?」と聞かれて困った話

ミュージックファシリテーターは物理的な構造上、人前に立つ。しかし「魅せる」という要素は基本的には持たない。
まれに例外もあるけれど、それは必要に応じて&一時的なもの。 参加者と同じ目線、同じ立場、フラットでいることが前提で、音楽や会話(ときに対話)を通じて参加者の素敵な部分やその人ならではの部分、あるいは良いことも悪いこともひっくるめた本音の部分が出てくることを期待している。

と、こちらも本音を話すこと、自然体でいることが求められる。本音を言っていない人に対し人は本音を言わない。
「求められる」と書いたけれど、「求められるからそういう姿勢でいなければ」と意識するというよりは、私自身がそうしたくてしている。
相手がネガティブなことをおっしゃったときや私に何か質問してくださったとき、その答えをきれいごとで返す気はないし、返したくない(これについては共感と同感の話も絡んでくるのでまた別の機会に書きたい)。  →2018.04.05. 書きました。「同感しなくたって共感はできる」

というスタンスの私だが、先日なんてお答えしたらよかったのかわからない質問が飛んできた。

ある事業所にて
入居者 Y様(女性)「歌やるの?」
私「はい、やります。よかったらお席こちらにどうぞ。一番前ですけど」
Y様「はいはい、ありがとう」 
私「(いらした男性に)こんにちは。前にいらっしゃいますか?」 
Y様「(私に向かって)ちょっと!あんなジジイが隣に来るなんてやめてよ!」 
私「えっ」 
Y様「ジジイの隣は嫌なのよ~!」 
私「あっ、男性苦手なんですか?」 
Y様「いや男性が、って、若い男はいいわよ」 
私「そうなんですね」
Y様「そう。ジジイが嫌なのよ、ジジイが」 
私「そうですか、わかりました」 
Y様「だってあんた、嫌じゃないのよ~。それともなによ、あんたジジイが好きなの?」

”あんたジジイが好きなの?”なるほど。初めて聞かれた!
とっさに口をついて出た答えは 「好きでも嫌いでもないです」 。

そうか、好きでも嫌いでもないのか。ってなにそれ。
我ながらなんでそう答えたのだろうと思ったのだけれど、「ご高齢の男性」というカテゴリで好きか嫌いか考えたことがなかったからだと思う。
お会いするご高齢の方々、男女問わず好きな人はたくさんいる。 
その世代の方々の持つ傾向に対して、尊敬したり、好きになったりする部分もある。
でもそれはご高齢者(の男性)というカテゴリが好きなのとはちょっと違う。

だから好きとも嫌いとも言えない→好きでも嫌いでもない、になった。汗
にしても、もうちょっと気の利いた返答がしたかった。 もし近くで聞いていた男性の方がいらしたら、恐らくいい気はしなかったと思うので。ごめんなさい。。

次に聞かれることがあったらなんて答えよう。まだ迷っている。
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